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 減感作療法(アレルゲン免疫療法)について

2014/11/10

スギ花粉アレルギーに対する舌下免疫療法の薬が保健適応になりました。
当院でも舌下免疫療法を開始します。

この療法は、アレルギー疾患の原因となるアレルゲンを、低濃度、少量から投与し、徐々に増量、高濃度へ移行させ、アレルゲンに対する過敏性を減少させる治療法で、下記のような特徴があります。

● アレルギー症状を軽減したり、長期にわたり症状をおさえる可能性のある治療法です。
● 治療前に、症状がアレルゲンによるものかの確定診断が必要です。
● 治療は長期間(3~5年)かかります。
● すべての患者さんに効果が期待できるわけではありません。
● スギ花粉の飛散時期は新しく開始することができません。(1月~4月)
● 12歳以上の方が治療を受けられます。

患者さんが自宅で毎日服薬を続ける治療であるため、起こりうる副作用や その際の対応も含め、患者さんご自身の治療法に関する十分なご理解が重要になります。

はじめに、診察を受けていただき、説明・検査の結果を聞いてから舌下免疫療法を検討していただくようにお願いします。診察・検査の結果により、舌下免疫療法も含め、患者さんの症状・状況にあった治療法を提示させていただきます。まず検査をおこなうので、初診の日に舌下免疫療法を開始することはありません。また、これまでに当院に通院していただいているかたでも、舌下免疫療法を始めるにあたっての説明が必要となります。検査が必要となる場合もあります。
はじめの診察・説明・検査は1日で終わります。耳鼻科の通常の診察時間に来院してください。予約はなくても可能ですが、予約していただいた方が診察までの待ち時間は少なくなります。その後舌下免疫療法を行うということになれば、改めて予約を取っていただくようになります。

製薬会社による情報のウェブサイトです。ご参考にされてください。
スギ花粉
http://www.torii-alg.jp/

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